ユニットバスは、毎日水を使い年間通じて湿気が高い為、温度変化も激しく毎日休みなく、家族全員が使う場所であり、家族全員が癒される場所。それだけに大切にお手入れしたい場所です。
ユニットバスの天敵・カビ
カビには3段階ありピンク→オレンジ→黒と変化していきます。黒になると塩素系の強力なカビ取りを使用しても、なかなか落ちにくいものです。
カビは「温度」「湿度」「栄養源」の3つの条件がそろうと、活発に増殖を始めます。温度が25%前後。湿度は70%~90%がカビが好む環境と言われており、石鹸カスや人体からでる皮脂、これらがカビの栄養源になり、まさに使用後のユニットバスは、適度な温度と湿度と栄養源のあるところで、カビにとっては、住み心地のよい場所なのです。
固く頑固な汚れになる前に日々の心掛けとお手入れに気をつけたいものです。
24時間浴室換気・暖房・乾燥機を有効に使おう!
24時間換気は近年はユニットバスに24時間浴室暖房乾燥機をつけられるお宅が増えており24時間浴室暖房乾燥機は1台で換気、乾燥、暖房、涼風機能がついている為、快適に使用できる空間となっております。
住宅の高断熱高気密化に伴い、シックハウス症候群の軽減を目的に建築基準法の改正で平成15年7月1日より居室を有する全ての建築物に24時間機器換気設備の設置が義務化されております。低風量で常に換気し室内の空気の入れ替えを行なってくれます。
『換気』
通常は、標準換気で入浴後に運転を行ないます。
標準……室内の湿気を取るため換気します。入浴後に運転します。
ブロー…浴室に風を送りながら換気します。浴室内を乾燥させたい時に使用。
浴室内を早く乾かしたいはブロー運転です。
「標準換気」で室内を換気を行なう際、浴槽内にお湯を貯めておく場合は浴槽のフタを閉め、ドアを少し開け空気取り入れ口を作り、換気を行ないます。
『暖房』
「入浴中」「入浴前」
あらかじめ浴室を暖めて、急激な温度変化による体への負担を軽減します。
入浴する時は入浴中に切り替えます。
入浴中は暖かい風でも濡れた体に当たると寒く感じる為、優しい風で暖和してくれます。
『涼風』
扇風機のような風を送ってくれます。
※冷風機能ではありません。
夏場の蒸し暑さを防ぎ快適に入浴が楽しめます。
『乾燥』
衣類乾燥を温風で乾かします。
雨の日や、日中の外干しで乾き切らなかった場合、干すことができ、衣類が乾かないというストレスから解放されます。
POINT
・洗濯機から出したばかりの衣類での乾燥は、乾燥時間がかかってしまい電気料金もかさみます。
乾燥を使用する際は、少し乾いた状態での使用がおすすめです。
・乾きにくい衣類は温風吹き出し口の下にかけ、洗濯物に風があたるよう、間隔をあけて吊るします。